病気からくる口臭
病気による口臭のほとんどは口の中の病気が原因で引き起こされますが、口臭の10%程度は、全身的な病気によるものです。
口臭の原因となる全身の病気は、大きく次の四つに分けられます。
口臭の原因となる主な全身の病気
呼吸器の病気
- 化膿性気管支炎
- 気管支拡張症
- 肺膿瘍(はいのうよう)
- 肺壊疽(へいえそ)
- 肺がん
など
耳鼻咽喉の病気
- 慢性鼻炎(まんせいびえん)
- 副鼻腔炎(蓄膿症)
- 慢性扁桃炎(まんせいへんとうえん)
- 咽喉頭がん(いんこうとうがん)
など
消化器の病気
- 食道憩室(しょくどうけいしつ)
- 食道狭窄(しょくどうきょうさく)
- 慢性胃拡張症(まんせいいかくちょうしょう)
- 胃炎
- 胃かいよう
- 胃下垂
- 胃がん
など
代謝系の病気
- 糖尿病
- 尿毒症
- 肝硬変
- 慢性肝炎
などがあげられます。
いずれの病気も、代謝(体内に取り入れた物質を栄養素やエネルギーに変換するはたらき)の異常や病原菌によって、健康なときに比べて特定の物質が異常に増えたり、組織が破壊されるなどして、普通では発生しない臭いを持った物質が体内でできるからと考えられています。
全身の病気を原因とする口臭でよく知られているのが、糖尿病の人の甘酸っぱいアセトン臭です。
健康な人でも血液や尿の中にはアセトンが混ざっていますが、糖尿病の場合、特にその量が多く、においとして感じられるほどになります。